目次
- Claude Code とは(最初に知っておくこと)
- インストール前に確認すること(0分〜3分)
- Windowsユーザーへの注意点
- インストール手順(3分〜8分)
- macOS / Linux の場合
- Windows(PowerShell)の場合
- Windows(コマンドプロンプト)の場合
- パッケージマネージャーを使う場合(補足)
- 初回起動とログイン(8分〜12分)
- 権限モードの選び方
- ここでつまずいた場合
- 最初の指示を出してみる(12分〜20分)
- まず聞くべき3つの質問
- 指示の出し方のコツ
- CLAUDE.md を作って「自分ルール」を覚えさせる(20分〜30分)
- CLAUDE.md とは
- ブログ運営用 CLAUDE.md の実サンプル
- CLAUDE.md を作ったあとの変化
- 30分後の「次にやること」
- よくある質問
- Q1: Claude Code は無料で使えますか?
- Q2: npm でインストールする方法は使えないのですか?
- Q3: Claude Code と ChatGPT は何が違いますか?
- まとめ
Claude Codeの始め方|非エンジニアが30分でセットアップした手順【2026年版】
「Claude Code を使いたいけど、インストールからしてよくわからない」
そう感じている方は多いと思います。私も最初はそうでした。現役看護師でプログラミングの知識はほぼゼロ。「ターミナルって何?」という状態から始めました。
この記事では、実際に私が halolab.jp を立ち上げた日(2026年5月)に Claude Code をセットアップした記録をもとに、最初の30分でやること・つまずいたこと・解決したことを時系列で解説します。インストールコマンド、初回起動の手順、最初に出した指示、CLAUDE.md の作り方まで、そのまま真似できるかたちでまとめます。
「インストールして終わり」ではなく、「インストールした後の30分で何をすべきか」まで書きます。そこが他の記事に足りていないと感じたので。
ブログ運営全体の自動化フローを先に把握したい方は、AIでブログ運営を自動化する5ステップ【非エンジニアの実例付き】(ピラー記事)をご覧ください。
Claude Code とは(最初に知っておくこと)
Claude Code は、Anthropic が提供するターミナル(コマンドライン)で動くAIコーディングアシスタントです。
「コーディングアシスタント」と聞くと「エンジニア向け」のイメージがありますが、実態はそれだけではありません。ファイルを読む、書く、フォルダを操作する、スクリプトを実行する——これらをAIに指示できるツールです。私のようなブロガーには「ブログ作業の実行係」として機能します。
基本情報を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | Anthropic(Claude の開発元) |
| 動作環境 | ターミナル(macOS / Linux / Windows) |
| 最低必要プラン | Claude Pro(月約3,000円〜) |
| 特徴 | ローカルのファイルを直接読み書きできる |
料金の詳細(Pro/Max の違い・上限の実感)は別記事で書いています(C05「Claude Codeの料金・プラン選び方」は準備中)。ここでは「Pro プランで始められる」とだけ覚えておけば十分です。
コードを書いたことがない人でも使えるのか、という疑問は別記事(C02「非エンジニアでもClaude Codeは使えるのか」は準備中)で詳しく扱います。一言で言うなら「使えます」。ただし「コードを読み書きできるようになる」のではなく「指示できれば動かせる」という意味です。
インストール前に確認すること(0分〜3分)
インストール作業に入る前に、以下を確認します。所要時間は3分ほどです。
確認チェックリスト:
- OSを確認する — macOS / Linux / Windows のいずれかであれば動作します
- RAM(メモリ)を確認する — 目安は4GB以上。大量のファイルを扱う場合は8GB以上推奨
- インターネット接続を確認する — Claude Code はAPI経由で動くため、常時接続が必要
- Anthropicアカウントを作成しておく — claude.ai からアカウント作成(無料)。Pro以上のプラン契約も先に済ませておく
- ターミナルを開けるか確認する — macOS は「ターミナル.app」、Windows は「PowerShell」または「コマンドプロンプト」
Windowsの方は、インストール前にもう一点確認が必要です。
Windowsユーザーへの注意点
Windowsを使っている方は、インストール前に「PowerShell」と「コマンドプロンプト(CMD)」の違いを意識しておくと後でつまずきが減ります。
見分け方は簡単です。
PS C:\Users\xxx>というプロンプトが出ている → PowerShellC:\Users\xxx>というプロンプトが出ている → コマンドプロンプト(CMD)
なぜこれが重要かというと、PowerShell と CMD でコマンドの書き方が一部異なるからです。Claude Code の公式ドキュメントは macOS/Linux 向けの記述が多く、Windows ユーザーが「コマンドをそのまま貼ったのに動かない」とつまずくポイントになっています。
具体例として、PowerShell では && 演算子が使えますが、CMD(コマンドプロンプト)では以下のようなエラーが出ることがあります。
'&&' is not a valid statement separator in this version.
このエラーが出たら「CMD で PowerShell 向けのコマンドを実行しようとしている」サインです。PowerShell を使うか、コマンドをセミコロン(;)で分割するか、のどちらかで対応できます。
私が halolab.jp の立ち上げ作業中に実際に直面した問題です。「エラーメッセージをそのまま Claude Code に貼り付けて聞く」習慣を最初から身につけておくと、このような場面で詰まらずに済みます。
また、後述する Bash コマンド(curl など)を使う場合、Git for Windows(Git Bash)が入っていると格段に楽になります。Windows に Bash 環境を入れたい場合は、Git for Windows(git-scm.com)を先にインストールしておくことをおすすめします。
インストール手順(3分〜8分)
2026年時点の公式推奨はネイティブインストーラーです。以前は npm 経由のインストール(npm install -g @anthropic-ai/claude-code)が使われていましたが、現在は非推奨になっています。Node.js のインストールが不要なネイティブインストーラーを使う方が、コードを書かない人にとってはずっとシンプルです。
macOS / Linux の場合
ターミナルを開いて、以下を実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
完了メッセージが出たら終わりです。所要時間は1〜2分です。
手順:
- ターミナルを開く(macOS: Spotlight で「ターミナル」と検索)
- 上のコマンドをコピーして貼り付け、Enter を押す
- 「Claude Code installed successfully」のような完了メッセージを確認する
Windows(PowerShell)の場合
PowerShell を管理者として開いて実行します。
「管理者として開く」:スタートメニューで「PowerShell」を右クリック → 「管理者として実行」
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
手順:
- PowerShell を管理者として開く
- 上のコマンドを貼り付けて Enter を押す
- 完了メッセージを確認する
Windows(コマンドプロンプト)の場合
PowerShell が使えない環境の場合は CMD でも実行できます。
curl -fsSL https://claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd
パッケージマネージャーを使う場合(補足)
Homebrew(macOS)や WinGet(Windows)が入っている方は以下でもインストールできます。
# macOS (Homebrew)
brew install --cask claude-code
# Windows (WinGet)
winget install Anthropic.ClaudeCode
注意点として、この方法では Claude Code の自動アップデートがされません。最新バージョンが必要な場合は手動でアップデートが必要です。公式インストーラーを使う場合は自動アップデートが有効です。
初回起動とログイン(8分〜12分)
インストールが完了したら、実際に起動してログインします。ここまでで約10分。
手順:
- ターミナルで作業したいフォルダに移動する
# 例:ブログ関連フォルダに移動
cd /path/to/your/project
# Windows の場合
cd C:\Users\xxx\Documents\blog-project
claudeとだけ入力して Enter を押す
claude
- ブラウザが自動で開く → Claude.ai のログイン画面になる → ログインする
- 認証完了後、ターミナルに戻ると「権限モードを選んでください」と表示される
- 権限モードを選択する(次のセクションで詳しく説明します)
権限モードの選び方
初回起動時に「どのモードで動かすか」を選択します。3つの選択肢があります。
| モード | 動作 | おすすめ |
|---|---|---|
| Suggested(確認あり) | ファイル変更前に毎回確認を求める | 初心者・最初はこれ |
| Auto Edit(半自動) | ファイル編集は自動、コマンド実行は確認 | 慣れてきたら |
| Full Auto(全自動) | すべて自動実行 | 上級者のみ |
最初は Suggested で十分です。ファイルを変更する前に「このファイルを変えていいですか?」と確認が入るので、Claude Code が何をしているか把握しながら進められます。慣れてきたら Auto Edit に切り替えていけばいいと思っています。
ここでつまずいた場合
「ブラウザが開かない」
ブラウザが自動で開かない場合は、ターミナルに URL が表示されています。その URL を手動でブラウザに貼り付けてアクセスしてください。
「認証が通らない / ログイン後に戻れない」
Claude Pro 以上のプランに加入していないとエラーになります。claude.ai でプランを確認してください。無料プランでは Claude Code を起動できません。
「claude コマンドが見つからない」
インストールは完了しているのに claude: command not found と出る場合は、PATH が通っていません。ターミナルを一度完全に閉じて、新しく開き直すと解消することが多いです。それでも解消しない場合は以下を確認します。
# PATH に追加されているか確認(macOS/Linux)
echo $PATH | grep claude
# 手動で PATH を追加(.bashrc または .zshrc に追記)
export PATH="$HOME/.local/bin:$PATH"
Windows の場合は、システムの環境変数(コントロールパネル → システム → 環境変数)に Claude Code のインストールパスが追加されているか確認します。
最初の指示を出してみる(12分〜20分)
ログインができたら、最初の指示を出してみます。「インストールしたけど次に何をすればいいかわからない」という状態を抜け出すための最初の3ステップです。
まず聞くべき3つの質問
この順番で試すのがおすすめです。プロジェクトフォルダに移動してから claude を起動し、以下を入力してみてください。
1. フォルダの内容を把握させる
このプロジェクトは何をしていますか?フォルダ内のファイルを読んで概要を教えてください。
Claude Code がフォルダ内のファイルを読み、何のプロジェクトかを説明してくれます。「AI が自分のファイルを読んでいる」という感覚を最初に体感するための一問です。
2. フォルダ構造を整理させる
このフォルダの構造を説明してください。どのフォルダに何が入っているか教えてください。
フォルダが整理されていなくても大丈夫です。現状を説明させることで、Claude Code が「何を知っているか」を把握できます。
3. 最初のファイルを作らせる
README.md を作成してください。このプロジェクトの目的と、フォルダ構成の説明を書いてください。
Suggested モードの場合、ファイルを作成する前に「README.md を作成してもよいですか?」という確認が表示されます。内容のプレビューを確認してから許可できます。これが Claude Code の基本的な使い方です。
指示の出し方のコツ
最初は「どう指示すればいいかわからない」と感じるかもしれません。私も最初の1週間はそうでした。今の私の実感として、以下の3点を意識すると動きが格段によくなります。
具体的に書く
# 曖昧な指示(動くが精度が下がる)
コードを直して
# 具体的な指示(精度が上がる)
login.py の login 関数に、パスワードが空の場合のエラーハンドリングを追加してください。
エラーメッセージは「パスワードを入力してください」にしてください。
一度に全部やらせない
1つの指示で完結させようとすると、Claude Code の判断で省略・変更が起きることがあります。「手順1だけやってください」→確認→「手順2をやってください」の順で進める方が、意図と異なる動きを防げます。
変更差分を確認してから承認する
Suggested モードでは、ファイルを変更する前に差分(何が変わるか)が表示されます。「approve」と入力するか Enter を押すと変更が確定します。「no」と入力すると拒否できます。この確認ステップを丁寧に踏むことで、意図しないファイル変更を防げます。
CLAUDE.md を作って「自分ルール」を覚えさせる(20分〜30分)
最初の30分の仕上げです。CLAUDE.md を作ると、Claude Code の振る舞いが大きく変わります。
CLAUDE.md とは
プロジェクトのルートフォルダに置くMarkdownファイルです。Claude Code はセッション開始時にこのファイルを自動で読み込み、書いてあるルールに従って動きます。
エンジニアが使う場合は「コーディング規約」を書くことが多いですが、私はブログ運営のルールを書いています。「文体はです・ます調で」「感情を美化しない」「ログが成果物」など、ブログ記事の方針を Claude Code に覚えさせています。
手順:
- プロジェクトフォルダのルートに
CLAUDE.mdという名前でファイルを作成する - 内容を書く(後述のサンプルを参考に)
- Claude Code を再起動する(一度
/exitで終了してからclaudeで再起動) - 指示を出してみて、ルールが反映されているか確認する
ブログ運営用 CLAUDE.md の実サンプル
以下は、私が halolab.jp の記事制作に使っている CLAUDE.md を簡略化したものです。
# このブログの運用ルール
## 目的
AIでブログ作業を仕組み化し、記事作成・投稿を楽にする。
ログが成果物である。作業後は必ず作業ログを残す。
## 文体
- です・ます調
- 煽らない(「誰でも簡単に稼げる」は禁止)
- 初心者にもわかる言葉で書く
- 感情を美化しない
- 読者を見下さない
## 記事作成のルール
- 一般論だけの記事を作らない(体験を必ず入れる)
- 事実にないことを足さない
- 教訓っぽくまとめすぎない
## 禁止
- 機密情報(パスワード・APIキー)をログに残すこと
- 人間の確認なしに本番公開すること
「エンジニアのコーディングルールではなく、ブログの運営ルールを書いている」という点がポイントです。Claude Code はコードだけでなく、こうした「ブログとしての判断軸」も覚えてくれます。
CLAUDE.md を本格的に整備したい方向けの詳細な書き方は C03CLAUDE.md の書き方ガイドで解説します。
CLAUDE.md を作ったあとの変化
私の実感として、CLAUDE.md を書く前と後では Claude Code の出力の質が明確に変わりました。
書く前は「どの記事でも同じようなトーンの文章を提案してくる」状態でした。書いた後は「このブログの文体で書いてください」と指示しなくても、です・ます調で、煽らずに、初心者向けに書いてくれます。
特に「禁止事項」の欄は効果が高いです。「機密情報をログに残すこと」を禁止と書いておくと、作業ログを作るときに APIキーや接続情報をそのまま書かずに [REDACTED] に置き換えてくれます。これは CLAUDE.md がなければ毎回指示が必要だった部分です。
30分後の「次にやること」
ここまでできていれば、Claude Code のセットアップは完了です。
インストール(3〜8分)→ 初回起動・ログイン(8〜12分)→ 最初の指示(12〜20分)→ CLAUDE.md 作成(20〜30分)
次のステップを、目安の所要時間と合わせて整理します。
| 次のステップ | 目安時間 | 関連記事 |
|---|---|---|
| ブログ全体の自動化フローを理解する | 15分(読む) | AIでブログ運営を自動化する5ステップ |
| 非エンジニアとしてどこまで使えるか知る | 10分(読む) | C02非エンジニアでもClaude Codeは使えるのか |
| CLAUDE.md を本格的に書く | 30分〜1時間 | C03CLAUDE.md の書き方ガイド |
| 料金プランを検討する | 10分(読む) | C05「Claude Codeの料金・プラン選び方」(準備中) |
| WordPress 自動投稿を試す | 1〜2時間 | C06「WordPressへの自動投稿」(準備中) |
| AIでアイキャッチ画像を作る | 30〜60分 | C15AIアイキャッチをgpt-image-2で作る |
「どこから手をつけていいかわからない」という場合は、ピラー記事「AIでブログ運営を自動化する5ステップ」を先に読んでもらうのがいちばんスムーズです。全体像を把握してから、このセットアップ記事に戻ってくると「何のためにセットアップしているか」がはっきりします。
よくある質問
Q1: Claude Code は無料で使えますか?
2026年5月時点では、Claude Code を使うには Claude Pro(月約3,000円)以上のサブスクリプションが必要です。無料プランでは使えません。
私の費用の変遷をお伝えすると、最初は Claude Pro(月3,000円)で始め、自動化が進んで作業量が増えてから Max 5x プラン(月約10,000円)、さらに月25本ペースで記事を回す段階で Max 20x(月約30,000円)に移行しました。「まず試してみる」なら Pro プランで十分です。スタート時点で1日あたり100円ほどのコストで、記事作成・WordPress投稿・アイキャッチ生成まで動かせました。自動化の規模が広がってから上げる判断ができるので、最初から高いプランを選ぶ必要はないと思っています。
Q2: npm でインストールする方法は使えないのですか?
npm 経由のインストール(npm install -g @anthropic-ai/claude-code)は、2026年時点で非推奨になっています。ネイティブインストーラーが公式推奨です。
コードを書かない読者にとってのメリットは大きいです。ネイティブインストーラーを使えば、Node.js のインストールが不要です。以前の npm 方式では「まず Node.js をインストールして、npm を使えるようにして……」という前準備が必要でした。この記事で紹介している curl や irm コマンドの1行で完結する方法の方が、余計なつまずきが少なく済みます。
Q3: Claude Code と ChatGPT は何が違いますか?
ChatGPT はブラウザで使う汎用AIチャット。Claude Code はターミナルで動き、ローカルのファイルを直接読み書きできるAIです。
私は両方を使い続けています。使い分けはシンプルで、「調べもの・アイデア出し → ChatGPT」「ファイル操作・スクリプト実行・記事作成の自動化 → Claude Code」です。ChatGPT はブログ記事の方向性を雑談的に考えるときに使い、Claude Code は決まった作業を実際に動かすときに使っています。用途が違うので、どちらかを選ぶというよりは、役割分担して併用する使い方が実態に近いと思います。
まとめ
Claude Code のセットアップで最初に押さえるのは4つです。
- インストール(ネイティブインストーラーを使う。npm は古い方法)
- 初回起動・ログイン(
claudeコマンド→ブラウザ認証→権限モード選択) - 最初の指示(フォルダを読ませる・README を作らせる)
- CLAUDE.md を作る(自分ルールを覚えさせる)
ここまでの所要時間は30分ほどです。私が halolab.jp の立ち上げ当日に実際にやった手順なので、再現できると思います。
Windowsユーザーは PowerShell と CMD の違い、「&& is not a valid statement separator」エラーに気をつけてください。それ以外のつまずきが出たときは、エラーメッセージをそのまま Claude Code に貼り付けて「これどういう意味?」と聞くのが一番早い解決策です。
次のステップは、CLAUDE.md の本格的な整備か、WordPress 自動投稿の実装になります。どちらから進めるかは、「記事を書く効率を上げたい」か「投稿の手間を減らしたい」かによって変わります。自分の作業でいちばん時間がかかっている部分から手をつけると、効果を実感しやすいはずです。
看護師として Claude Code を仕事で使えるか考えた話は note でも別記事として書きました。
