「AIを使えばブログが書ける」と聞いて、興味を持ったけれど、どこかひっかかっている——そういう方に向けて書いています。
「全部AIに任せていいのか」「それだと自分の記事じゃなくなるんじゃないか」「そもそも自分みたいなPCが苦手な人間にできるのか」。
私も最初、同じようなことを考えていました。
この記事では、「AIと一緒にブログを始めるとは、実際どういうことなのか」を私自身の経験をもとにお伝えします。きれいな成功談ではなく、失敗した話や試行錯誤の話も含めて。
この記事はこんな方向けです
こんな方に読んでほしい
✔ ブログを始めたいけれど、手が止まっている
✔ AIを使えばブログが書けると聞いて気になっている
✔ PCやWordPressが苦手で不安がある
✔ AIに丸投げしていいのか迷っている
✔ 自分らしい記事を書きたいけれど、文章力に自信がない
AIと一緒にブログを始めるとは、どういうことか
まず、私がこのブログ(halolab.jp)を始めた話から。
私はもともと、別に看護師としての体験を発信するブログ(ryman-nurse.com)を運営していました。そちらのブログを書きながら、ある時期に「AIを使ったブログ」というテーマを調べてみたんです。
調べてみると、「AIブログ」というキーワードで検索してみると、Xserver や ConoHa といった大手レンタルサーバーの記事は出てくるものの、「実際にAIを使ってブログを始めた個人」が書いた記事がほとんど見当たりませんでした。「これは今書けば読んでもらえる可能性があるかもしれない」と思って、halolab.jp を始めることにしました。
でも、すぐにひとつの悩みが出てきました。
「2つのブログを同時にやって、自分の時間と体力が分散されてしまうのではないか」ということです。
AIを使うことへの不安よりも先に、「自分のリソースが割れてしまう」という現実的な問題が頭をよぎりました。看護師として本業もありますし、ブログを2つ同時にやるのは正直負担でした。
「看護ブログ一本に集中したほうがいいのでは」という気持ちもありました。でも、実は後で気づいたことがあります。AIに苦手な作業を任せることで、「2つのブログを同時にやる負担」がかなり軽減されたんです。それはこの記事を読み進めていただければわかると思います。
AIに丸投げすると何が起きるか
「AIに書いてもらえば、記事が簡単にできる」と思って、最初にやりがちなことがあります。私もやりました。
AIに「ブログ記事を書いて」と指示を出し、記事を量産していくやり方です。
確かに記事の形になった文章は出てきます。ただ、問題が起きました。
記事のチェックが間に合わず、記事内容を確認せずに投稿してしまって、記事の質を確認・担保できなくなりました。
AIが速く記事を作れるぶん、自分の確認ペースが全くついていけなかったんです。「作れるから作る」を繰り返した結果、「ちゃんと確認する」という基本的なことが崩れました。
そのとき気づいたのは、「AIが悪いわけではない」ということです。問題は使い方にありました。
AIは記事の「形」は作れます。でも「中身」——自分の体験、自分の考え、自分の感情——それはAIには作れません。AIが出力した文章に、それが入っていなければ、誰が書いても同じような記事になります。それはもはや「自分の記事」ではない。
「AIに丸投げした記事を増やしても、読者には届かない」というのが、私が最初の失敗から学んだことです。
AIで書いた記事はGoogleに評価されるのか
「AIで書いた記事はGoogleにバレて、評価されないのでは?」という疑問を持つ方は多いと思います。
Google は公式に、「コンテンツの作成方法を問わず、高品質で人間を第一に考えたコンテンツを評価する」と示しています。つまり、AIで書いたこと自体がマイナスになるわけではありません。問題は「中身があるかどうか」です。
Google が評価するポイントを整理すると、こんな感じです。
Googleが「品質が高い」と判断する記事の要素
1. 読者にとって役に立つ情報が入っているか
検索してきた人の疑問に、ちゃんと答えられているか
2. 書き手だけが書ける情報・体験があるか
一般論の焼き直しではなく、自分の経験や視点が入っているか
3. 事実として正確か(ファクトチェック)
AIは「それらしい情報」を出すことがあります。内容が正しいか確認することは必須
さきほど書いた「AIに丸投げした記事が薄くなった」という失敗は、まさにこの2番目の「書き手だけが書ける情報・体験」が抜けていた状態でした。
「AIで書いた記事はGoogleに評価されない」ではなく、「書き手の体験や考えが入っていない記事は評価されない」というほうが正確です。
AIは相棒という考え方
「AIに丸投げしてもダメだった。では、どう使えばいいのか」という話をします。
私は今、こう考えています。
AIは、自分の代わりに記事を書くものではなく、自分がやりたくない作業を引き受けてくれる相棒。
この考え方に変わったのは、ある出来事がきっかけです。
もともと私は、Claude Code を使い始める前、ブログが止まっていました。看護師の仕事をしながらブログを再開させることができなかったんです。記事を書くことへの心理的なハードルと、技術的な作業(投稿・設定・レイアウト修正)の面倒さが重なって、手が止まったままでした。
Claude Code に出会ってから、最初はうまく使えませんでした。「記事を書いて」と丸投げして量産して、それが失敗した話は、さきほど書いた通りです。
転換点になったのは、「自分のやりたくないこと、嫌な作業を Claude Code に任せるようになった」ことでした。
具体的に任せるようになった作業は、こんなものです。
- 競合分析(どんな記事が上位に表示されているか調べる作業)
- 記事構成の立案(何を書くか、どんな順番で書くかの設計)
- 投稿作業(WordPress への下書き投稿・設定周り)
- SSH接続を使ったレイアウト編集(サーバーに直接接続して調整する作業)
特にSSH接続でのレイアウト編集は、自分では絶対にできなかった作業でした。「SSHって何?」というレベルの自分が、それを Claude Code 経由でできるようになったとき、「これは自分一人ではできなかったことだ」とはっきり思いました。
記事作成から投稿まで、Claude Code がなかったらできなかったことがたくさんあります。
そして今は、楽しくブログを続けられています。
止まっていた状態から動き出せたのは、「苦手な作業をAIに引き受けてもらって、自分は伝えたいことに集中できるようになった」からだと感じています。
AIに任せること・自分に残すこと
この分け方が、AIを「相棒」にするための出発点
| AIに任せること | 自分に残すこと |
|---|---|
| 競合分析・情報収集 | 何を一番伝えたいか |
| 記事構成の立案・整形 | 実際にあったこと |
| 文体の整え・SEO補助 | そのとき感じたこと |
| 投稿・設定作業 | 読者への思い |
| 技術的な作業全般 | 最終的な判断 |
「自分に残すこと」の4つ——伝えたいこと・あったこと・感じたこと・読者への思い——これらはAIには作れません。ここが、あなたの記事を「あなただけの記事」にする核心です。
このシリーズで一緒にやること
この「AIと一緒に最初のブログ記事を投稿するまで」シリーズは、全8回です。
一歩ずつ進めれば、最後には自分の思いがこもった記事をWordPressに投稿できる状態になることを目指しています。
Phase 1 の全体像
- AIと一緒にブログを始めるとはどういうことか(今回)
- 好きなテーマから記事の種を見つける
- AIに自分の思いを深掘りしてもらう
- 「この記事で一番伝えたい一文」を見つける
- 読者の悩みとSEOキーワードに整える
- AIと記事構成を作る
- AIと下書きを作り、自分らしく直す
- WordPressに最初の記事を投稿する
8回すべてをやりきる必要はありません。今の自分に必要なステップから始めてもらえれば大丈夫です。
完璧にやろうとしなくて大丈夫。一緒に進めていきましょう。
まとめ
AIを「代わりに書いてもらう道具」として使うと、記事の形はできても「自分の記事」にはなりません。私はそれで失敗しました。
でも、「苦手な作業を引き受けてもらう相棒」として使い始めてから、止まっていたブログが動き出して、楽しく続けられるようになりました。
「自分のやりたいことを現実化させてくれる、頼りになる相棒」——これが、私が今感じているAIとのかかわり方です。
ブログをまだ始めていなくても、大丈夫です。次の記事では、まず「書きたいこと」を一緒に見つけることから始めます。
あなたの「伝えたいこと」が、読者に届く形になる。そのお手伝いを、AIと一緒にしていきたいと思っています。
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