目次
- AIを使ったブログとは?普通のブログと何が違うのか
- AIブログを始めるために必要なもの【環境・契約・スキル】
- 必要な環境(ハードウェア・ネット回線)
- 必要な契約(ドメイン・サーバー・AIツール)
- 必要なスキル(意外と少ない)
- AIブログを始める順序【5ステップ】
- Step 1. サーバー契約+ドメイン取得
- Step 2. WordPress 設置+初期設定
- Step 3. AIツールを選ぶ+初期設定
- Step 4. 最初の1記事を書いてみる
- Step 5. 公開+最低限のSEO設定
- 【重要】これだけは事前に知っておけば失敗しない3点
- 知っておくこと1. パーマリンクは最初に設定する。記事を書いてから変えると大変
- 知っておくこと2. AIの出力は「下書き」。そのまま公開しない
- 知っておくこと3. Claude Code と ChatGPT は「別物」。用途に合わせて選ぶ
- 初心者がやりがちな失敗3つ
- 失敗1. ツール選びに時間をかけすぎる
- 失敗2. AIの出力をそのまま公開する
- 失敗3. 環境構築で詰まって記事にたどり着けない
- まとめ:最初の一歩は「サーバー契約とAIツール登録」だけ
- よくある質問
- Q1. AIで書いたブログ記事はGoogleにペナルティを受けませんか?
- Q2. AIブログは完全無料で始められますか?
- Q3. プログラミングができなくてもAIブログは運営できますか?
AIを使ってブログを始めるには?必要なもの・費用・手順を実例つきで解説
「AIを使ってブログを始めたいけど、何が必要かわからない」
そう思ってネットで調べると、出てくるのはほぼ企業メディアの記事です。ツールの比較表や機能紹介はたくさんあるのに、「実際に自分でやってみた人」の話がどこにも出てきません。
私は現役看護師で、プログラミングの知識はほぼゼロです。それでも halolab.jp(このブログ)を2026年5月にゼロから立ち上げ、Claude Code(AnthropicのAIツール)を使って記事制作の仕組みを整えました。その過程は setup_progress.md という進捗管理ファイルにタスク単位で全記録しています。
この記事は「AIブログを立ち上げる前の人」に向けて書いています。
「記事の書き方」よりも手前の話——ドメインを取って、サーバーを契約して、WordPress を設置して、最初の1記事を書くまでの準備に必要なものを整理します。
環境が整って「自動化まで進みたい」という段階になったら、「AIでブログ運営を自動化する5ステップ」に進んでください。この記事はその手前のステップです。
ここで書く内容は3つです。
- 必要なもの(環境・契約・スキル)と費用の実数値
- 始める順序(5ステップ)
- これだけは事前に知っておけば失敗しない3点(よくある失敗事例から選んで紹介)
3つ目を特に強調しておきます。私が立ち上げ時に実際につまずいた内容を整理した「ブログ自動化で失敗した10の実例」の中から、「事前に知っていれば詰まらなかった」3点を冒頭のチェックリストとして先に共有します。知っているか知らないかで、立ち上げにかかる時間が大きく変わります。
AIを使ったブログとは?普通のブログと何が違うのか
最初に整理しておきます。「AIを使ったブログ」というのは「AIが記事を全部書いてくれるブログ」ではありません。
AI に任せられること・人間がやることを分けることが前提です。
| 担当 | 内容 |
|---|---|
| AI(Claude Code など) | 記事の構成案作成・本文の整形・WordPress への投稿・アイキャッチ生成・X 投稿 |
| 自分(書き手) | 何を伝えたいか・実際にあったこと・どう感じたか・読者への視点 |
「全部 AI に書かせる」と、どこにでもある薄い記事になります。自分の体験や考えを AI に整形させる、この順序が重要です。
私の場合、立ち上げから1ヶ月で記事制作・WordPress投稿・アイキャッチ生成・X投稿の一連の流れを自動化し、月25本のペースで動けるようになりました。自動化スクリプトは30個以上に増えています。
ちなみに、これはプログラミングのバックグラウンドがなくても到達できます。エンジニアの方なら同じ仕組みをより短期間で構築できるでしょう。その場合でも「何を書くか」「書き手の個別性をどう残すか」の部分は同じ課題に直面します。この記事で扱う「準備」の考え方はバックグラウンドを問わず参考にしてもらえると思います。
AIブログを始めるために必要なもの【環境・契約・スキル】
必要な環境(ハードウェア・ネット回線)
まず確認しておきたいのは、特別なパソコンは必要ないということです。
私が使っているのは Dell のノートPC(Windows 11)です。スペックは標準的なもので、動画編集などはしていません。ブログ制作に必要なのは、ブラウザとターミナル(コマンドプロンプト)が動く環境があれば十分です。
- PC:Windows でも Mac でもどちらでも動きます
- ネット回線:安定していれば何でも OK(作業中に切れないこと)
- メモリ:8GB 以上あれば快適。4GB でも動きますが重くなることがあります
必要な契約(ドメイン・サーバー・AIツール)
ブログを公開するには、いくつかの契約が必要になります。順番に見ていきます。
独自ドメイン
ブログのアドレス(halolab.jp のような URL)です。レンタルサーバーと同じ会社で取得すると管理が一箇所にまとまります。私はエックスサーバーでドメインとサーバーを一緒に契約しました。
レンタルサーバー
ブログのデータを置く場所です。選ぶポイントは3つです。
- SSL(HTTPS)が無料で使えるか
- WordPress の簡単インストール機能があるか
- 速度と安定性
私が選んだのはエックスサーバーのスタンダードプランです。SSL・簡単インストール・速度の3点が揃っており、WordPress の設置から SSL 化まで1日で完了しました。
WordPress
ブログ本体のソフトウェアです。WordPress 自体は無料です。レンタルサーバーの「簡単インストール」機能を使えば、管理画面で数クリックするだけで設置できます。
WordPressテーマ
ブログのデザインを決めるファイルです。私は SWELL(有料テーマ)を使っています。ryman-nurse.com(別のブログ)でも使っていたため、新たに購入せずコピーで適用できました。
AIツール
記事制作の中核になるツールです。後述の「Step 3」で詳しく触れますが、選択肢は主に3つです。
- ChatGPT(OpenAI):日本語での使い勝手がよく、まず試すのに入りやすい
- Claude(Anthropic):長い文章や複雑な指示への対応力が強い
- Claude Code:Claude をコマンドライン(ターミナル)から使えるツール。ファイル操作やスクリプト作成ができる
「記事を書くだけ」なら ChatGPT の無料プランで始められます。ファイル管理やスクリプト自動化まで進めたい場合は Claude Code が強力です。
費用の実例(私のケース)
「実際いくらかかるの?」という疑問に正直に答えます。
| 項目 | 月額目安 | 年間目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ドメイン(.jp) | 約260円 | 約3,100円 | 初年度は安くなることが多い |
| レンタルサーバー(エックスサーバー スタンダード) | 約1,000円 | 約12,000円 | 年払いで割安になる |
| WordPress | 0円 | 0円 | 無料 |
| WordPressテーマ(SWELL) | ― | 17,600円 | 買い切り・複数サイト可 |
| AIツール(Claude Pro) | 約3,000円 | 約36,000円 | 月の使用量が増えたら Max プランも検討 |
| 画像生成 API(gpt-image-2) | 約200円 | 約2,400円 | 月8枚のアイキャッチ生成を想定 |
| 最小構成の合計 | 約4,500円 | 約71,000円 | テーマ代は初年度のみ |
月4,500円というのは、コーヒー代程度の感覚です。「趣味のコスト」として考えれば始めやすい水準だと思います。
ただし注意点があります。SWELL(テーマ)の17,600円は初期費用として一気にかかります。初年度の合計は約71,000円ですが、2年目以降はテーマ代がなくなるので約53,000円(月約4,400円)に落ち着きます。
「まずお金をかけずに試したい」という場合は、WordPressを使わずに無料ブログサービス(はてなブログ・note など)で始めることもできます。ただし独自ドメインでの運営・細かいカスタマイズ・収益化を考えると、レンタルサーバー+WordPress の構成が長期的には自由度が高いです。
必要なスキル(意外と少ない)
「プログラミングができないと無理では?」と思う人が多いのですが、そんなことはありません。
Claude Code を使い始めた当初、私はコードを1行も書けませんでした。それでも今では30個以上のスクリプトが動いています。なぜかというと、コードを書いているのは Claude Code であって、私ではないからです。私は「何をしてほしいか」を日本語で伝えているだけです。
実際に必要なスキルのチェックリストを作りました。以下を確認してみてください。
必要スキルチェックリスト
- [ ] ターミナル(コマンドプロンプト)を開ける
- [ ] コマンドを貼り付けて Enter を押せる
- [ ] エラーが出たとき、メッセージを AI に貼り付けて「どういう意味?」と聞ける
- [ ] 日本語で「こういうことをやってほしい」と指示が出せる
- [ ] 返ってきた文章を読んで「これは自分らしくない」と判断できる
5つすべてに「できる」と答えられなくても大丈夫です。「ターミナルを開く」のは、1回やり方を覚えれば誰でもできます。「エラーを AI に聞く」のは、慣れてくると自然にできるようになります。
大事なのは最後の「自分らしくない」という判断です。AI が書いた文章を「そのまま通す」のではなく、自分の感覚と照らし合わせる感覚。これはスキルではなく、自分の体験と考えを持っているかどうかです。
AIブログを始める順序【5ステップ】
「何からやればいいか」の地図を書きます。この順序通りに進めることで、環境構築でつまずかずに最初の記事まで到達できます。
Step 1. サーバー契約+ドメイン取得
最初にやることは、ブログの土台を作ることです。
レンタルサーバーを選ぶポイント
- SSL(HTTPS)が無料で使えること
- WordPress の簡単インストール機能があること
- 速度が安定していること
私がエックスサーバーを選んだ理由は、ryman-nurse.com(別のブログ)で既に使っており、使い方を知っていたからです。新しいことを増やさないという判断です。
ドメイン取得の注意点
ドメインはサーバーと同じ会社で取得すると管理が一元化できます。ただし、希望のドメインが取れない場合もあります。私は最初に halolab.com を試みましたが取得不可でした。同じ文字列でも TLD(.com / .jp / .net)が違えば取得できる場合があるので、候補は複数用意しておくと安心です。
実際には halolab.jp に即決しました。ターゲットが日本人であれば .jp で問題ありません。
費用感:ドメイン初年度1,980円 + サーバー月額1,000円程度
Step 2. WordPress 設置+初期設定
サーバーを契約したら、WordPress を設置します。
エックスサーバーの場合は「簡単インストール」機能から数クリックで WordPress が動く状態になります。インストール後に必ず行う初期設定のチェックリストを以下に示します。
WordPress 初期設定チェックリスト
- [ ] サイトアドレスを
https://に変更する(HTTPS 化) - [ ] パーマリンクを「投稿名」に設定する(
設定 → パーマリンク → 投稿名) - [ ] SSL証明書が有効になっているか確認する(ブラウザのアドレスバーに鍵マーク)
- [ ] テーマを有効化する
- [ ] 不要なプラグインを削除する(Hello Dolly など)
- [ ] 必要なプラグインをインストールする(SEOプラグイン・サイトマップなど)
- [ ] サンプル記事・サンプルページを削除する
特に重要なのが「パーマリンク設定」です。記事を公開する前に必ず設定してください。 後から変更すると URL が変わってしまい、Google のインデックスを取り直す手間が生じます。
私が入れているプラグインの最小構成は以下の通りです。
| プラグイン | 役割 |
|---|---|
| SEO SIMPLE PACK | SWELL 公式推奨 SEO プラグイン。メタ情報・Google Analytics 連携など |
| XML Sitemap Generator | サイトマップ自動生成。Search Console への送信を楽にする |
| Contact Form 7 | お問い合わせフォーム |
| WP Multibyte Patch | 日本語環境の最適化 |
| Akismet | コメントスパム対策 |
多くのプラグインを入れると動作が重くなります。「本当に必要なもの」だけに絞るのがコツです。
Step 3. AIツールを選ぶ+初期設定
WordPress が動いたら、次は AIツールを用意します。
3つの選択肢
| ツール | 向いている人 | 費用 |
|---|---|---|
| ChatGPT(無料プラン) | まず試してみたい人・費用を抑えたい人 | 無料〜 |
| Claude Pro | 長い文章を扱いたい人・記事制作に集中したい人 | 月約3,000円 |
| Claude Code | ファイル操作・スクリプト自動化もやりたい人 | Claude Pro/Max に含まれる |
私が Claude Code を選んだのは、「記事を書く」だけでなく「WordPress への投稿・アイキャッチ生成・X投稿まで自動化したい」という目的があったからです。Claude Code はターミナルから使えるため、ファイル操作やスクリプト作成が自然にできます。
最初は ChatGPT の無料プランで記事の構成案を作ってみる、そこから始めるのが無理のない入り方です。「もっと細かい作業をやらせたい」「自動化に興味が出てきた」と感じたタイミングで Claude Code に移行を検討するとよいと思います。
Claude Code の導入手順については「Claude Codeの始め方|30分でセットアップ」で詳しく解説しています。
Step 4. 最初の1記事を書いてみる
環境が整ったら、最初の1記事を書きます。
基本的な流れ
- キーワードを選ぶ(自分が書けることと、誰かが調べそうなことの交差点)
- AI に構成案を作ってもらう
- 構成案に沿って、自分の体験・考えを書き込む
- AI に整形・確認してもらう
- WordPress に投稿する
ステップ2の「構成案を作ってもらう」ときの指示文の例です。
「AI ブログ 始め方」で検索する初心者向けに、
7,000字程度の記事構成案を作ってください。
H2 は5つ以内、各 H2 に必要な H3 も提案してください。
この記事の主な主張は「必要なものは意外と少ない。
ドメイン・サーバー・AIツールの3つを揃えれば、1日で記事を書ける環境が作れる」です。
コツは「主張」を先に伝えることです。主張がないと、AI は一般論の構成を出してきます。「自分がこの記事で一番言いたいこと」を1文で添えるだけで、返ってくる構成が大きく変わります。
私の1本目(ピラー記事)は、立ち上げから1日で下書きが完成しました。WordPress への投稿は publish_post.py というスクリプトで自動化していたので、本文を書いたらあとはコマンド1行で投稿が完了します。
Step 5. 公開+最低限のSEO設定
記事を書いたら、公開する前に最低限のSEO設定をします。
必ずやること
- SEOタイトルの設定:記事タイトルとは別に、検索結果に表示されるタイトルです。キーワードを含め、32文字前後に収めます。
- メタディスクリプション:検索結果のタイトル下に表示される説明文。120文字前後で、記事の内容を要約します。
- サイトマップの送信:Google Search Console に自サイトのサイトマップを登録すると、クロール(Google のページ収集)が早まります。
SEO設定は難しく考えすぎなくて大丈夫です。最初の段階で必要なのは「この3つをやる」だけです。
私は SEO SIMPLE PACK というプラグインを使っています。記事ごとにメタ情報を設定できるシンプルなインターフェースで、始めやすいです。
公開後は Search Console でインデックス登録を申請すると、Google がクロールに来るのが早くなります。私の場合、halolab.jp の1本目の記事は公開から1日でインデックスされました。
AIブログ運営全体の流れ(記事制作から投稿・アイキャッチ・X投稿まで)は「AIでブログ運営を自動化する5ステップ」で詳しく解説しています。環境が整ったら次のステップとして参考にしてください。
【重要】これだけは事前に知っておけば失敗しない3点
この記事を読んで「よし始めよう」と動き出す前に、先に知っておいてほしいことがあります。
私が立ち上げ時に実際につまずいたこと・記事制作で失敗したことを「ブログ自動化で失敗した10の実例」としてまとめています。その中から、準備段階で知っていれば詰まらずに済んだ3点を先にお伝えします。
「失敗してから学ぶ」より「失敗を予習してから動く」の方が、明らかにスムーズです。
知っておくこと1. パーマリンクは最初に設定する。記事を書いてから変えると大変
WordPress の設置が終わると、早く記事を書きたくてすぐ投稿したくなります。ただ、パーマリンクの設定を後回しにすると痛い目を見ます。
パーマリンクとは、記事の URL 構造のことです。デフォルトは /?p=123 のような数字 URL ですが、これは SEO的に不利で、記事の URL が何の記事か見てわかりません。設定しておくべきなのは「投稿名」(記事タイトルまたはスラッグがそのまま URL になる)です。
問題は、記事を公開した後にパーマリンクを変更すると URL が変わることです。URL が変わると、Google が「新しい別のページ」と認識し直します。インデックス済みの記事は事実上リセットされます。
設定場所:WordPress 管理画面 → 設定 → パーマリンク → 「投稿名」を選択 → 変更を保存
これは WordPress を設置したその日に、記事を書く前に やってください。
私は halolab.jp の立ち上げ前に ryman-nurse.com でこの失敗を経験しており、halolab.jp では真っ先に設定しました。事前に知っていれば完全に避けられる失敗です。
知っておくこと2. AIの出力は「下書き」。そのまま公開しない
「AIが書いてくれるなら、そのまま使えばいいじゃないか」——この考えで進むと、最初の壁にぶつかります。
理由は2つです。
理由1:一般論の塊になる
AI は「平均的に正しいこと」を書きます。そこに「あなたの体験」や「あなたの考え」はありません。読者にとって、「他の記事と同じ内容の記事」になってしまいます。
理由2:Google の評価基準は「有用で信頼できるか」
Google は AI で作ったかどうかを問題にしていません(2023年2月の公式見解)。問題にするのは「薄い一般論かどうか」です。書き手にしか書けない体験・観察・判断が入っていない記事は、どの検索エンジンでも評価されません。
実際に私のブログでも、AI に書かせた下書きをそのまま仕上げようとして品質審査で差し戻されました。「内容が乏しい。概念説明レベルで終わっている」という指摘でした。その後、実際の手順・コード断片・つまずきの具体名を加えて書き直したところ、文字数が7,300字から11,200字になり、合格しました。
AI の出力は「土台」または「下書き」と考えてください。
そこに自分の体験・感覚・判断を加えて初めて「自分の記事」になります。この作業をやめると、記事を量産しているようで、どれも似たような内容になっていきます。
知っておくこと3. Claude Code と ChatGPT は「別物」。用途に合わせて選ぶ
AI ツールを選ぶとき、「とりあえず ChatGPT」か「話題の Claude Code」かで迷う人が多いです。
整理すると、2つは用途がかなり違います。
| 比較軸 | ChatGPT | Claude Code |
|---|---|---|
| 操作方法 | ブラウザで対話 | ターミナル(コマンドライン) |
| 得意なこと | 記事の構成案・文章の整形・アイデア出し | ファイル操作・スクリプト作成・自動化全般 |
| 最初の難度 | 低い(開くだけで使える) | 中程度(ターミナルの知識が必要) |
| 自動化との相性 | 弱い(人が都度操作する前提) | 強い(バッチ処理・自動投稿などが作れる) |
| 向いている段階 | 記事作成を始める段階 | 「もっと効率化したい」と感じた段階 |
「記事を書くだけなら ChatGPT で十分、自動化したくなったら Claude Code を追加する」という順序が最も無理がありません。
「まず Claude Code を試したい」という方は「Claude Codeの始め方」を参考にしてください。料金プランの選び方は「Claude Codeの料金・プラン比較」でまとめています。最初は Pro プラン(月約3,000円)で十分で、使用上限に当たるようになってから Max を検討するとよいです。
AI に慣れて「ブログ全体の動きをAIで管理したい」という段階のリソースは、「AIでブログ運営を自動化する5ステップ」が全体像を示しています。
初心者がやりがちな失敗3つ
実際にやってみて、「これは先に知っておきたかった」と思った失敗を3つ紹介します。「事前に知っておけば失敗しない3点」と内容が重複する部分もありますが、実際の体験ベースで補足します。
失敗1. ツール選びに時間をかけすぎる
「ChatGPT と Claude、どちらが良いか」「Claude Pro と Max、どちらを選ぶか」——この比較にエネルギーを使いすぎるのは、よくある失敗パターンです。
私も最初から Claude Code Max(月9,000円相当)プランで始めましたが、振り返ると最初の1〜2ヶ月は Pro プラン(月3,000円)で十分でした。Max プランが必要になったのは、自動化スクリプトを大量に動かし始めてから使用上限に当たるようになった時点です。
まず安いプランで始めて、「上限に達してつらい」と感じたらアップグレードする。
この順序で進めれば、無駄な出費を避けられます。
Claude Code の料金とプランの選び方については「Claude Codeの料金・プラン比較」で整理しています。
失敗2. AIの出力をそのまま公開する
「知っておくこと2」で触れた内容の補足として、実際の Before/After を見てもらいます。
AI 出力そのまま(Before):
WordPress を導入するには、まずレンタルサーバーとドメインを取得する必要があります。サーバーを契約したら WordPress を設置し、テーマやプラグインを設定して記事を書き始めましょう。
編集後(After):
WordPress の設置は簡単でしたが、「パーマリンクをあとから変えた」という失敗をしました。記事を10本ほど書いた後に変えたので、Google のインデックスをやり直す羽目になりました。パーマリンクは最初の記事を書く前に必ず確定させるのが鉄則です。
設定 → パーマリンク → 投稿名の順で設定してください。
Before には「誰かが経験したこと」がゼロです。After には「何が起きたか・なぜ重要か・どこで設定するか」が具体的に入っています。
この差が、「どこにでもある記事」と「この人が書いた記事」の分岐点です。
失敗3. 環境構築で詰まって記事にたどり着けない
ブログを始めようとして、WordPress の設置や初期設定に何日もかかってしまうケースがあります。私も halolab.jp の立ち上げ時にいくつかつまずきました。
実際につまずいたこと(A-01:ドメイン取得)
最初に halolab.com を取得しようとしましたが、エックスサーバーのドメイン画面で「取得できません」と表示されました。人気の文字列は .com で取れないことがあります。すぐに halolab.jp に切り替えて解決しました。候補は複数の TLD で事前に空き確認しておくことをおすすめします。
実際につまずいたこと(A-07:テーマのコピー)
SWELL テーマを別のブログからコピーしようとしたとき、WP-CLI(コマンドラインの WordPress 管理ツール)の PHP バージョン指定を間違えて動きませんでした。エックスサーバーでは /usr/bin/php8.3 を明示して呼び出す必要があります。デフォルトの php コマンドは古いバージョンで動作しません。
環境構築の詰まりは「詰まっている内容を AI に聞く」で大抵解決します。エラーメッセージをそのまま貼り付けて「どういう意味?どう対応すればいい?」と聞くだけです。
WordPress への自動投稿の設定でつまずいた場合は「Claude CodeでWordPress投稿を自動化する方法」が参考になります。REST APIの接続からスクリプトの設定まで手順をまとめています。
ツール準備の前に「自分は AI を使う側じゃないかも」と感じている方は、「ブログ初心者がAIを使う前に知っておきたいこと」の方が先に読むのに向いています。心構えと費用感の話で、本記事より一段手前の入口です。
まとめ:最初の一歩は「サーバー契約とAIツール登録」だけ
最後に、この記事の内容を整理します。
AIブログに必要なもの(最小構成)
- PC(Windows/Mac どちらでも可)と安定したネット回線
- ドメイン + レンタルサーバー + WordPress(月1,000円程度)
- AIツール(ChatGPT 無料プランでも始められる)
始める順序(5ステップ)
- サーバー契約+ドメイン取得
- WordPress 設置+初期設定
- AIツールを選んで登録
- 最初の1記事を書く
- 公開+最低限のSEO設定
事前に知っておくこと(再掲)
- パーマリンクは記事を書く前・最初に設定する
- AI の出力は下書き。体験・考えを加えてから公開する
- ChatGPT と Claude Code は用途が違う。最初は ChatGPT で試す
全部を完璧に揃えてから始めようとすると、いつまでも始められません。最初にやることは「サーバーを契約してドメインを取得する」と「AIツールに登録してみる」の2つだけです。その2つが揃えば、残りはやりながら覚えられます。
「始めてみたら意外とできた」という感覚は、実際にやってみないと手に入りません。
ブログの環境が整ったら、次は記事制作と投稿の自動化に進めます。その全体像は「AIでブログ運営を自動化する5ステップ」で詳しく解説しています。
よくある質問
Q1. AIで書いたブログ記事はGoogleにペナルティを受けませんか?
Google の公式見解は「AI で作成されたコンテンツかどうかではなく、有用で信頼できるコンテンツかどうか」が評価基準です(Google Search Central ブログ、2023年2月)。AI を使うこと自体は問題ありません。
私の実感としては、setup_progress.md のような一次情報(実際にやったこと・つまずいたこと・費用の実数値)を入れた記事は評価される、という手応えがあります。「どこにでもある一般論」になった記事は評価されない、という経験もあります。
AI を使うかどうかより、「書き手にしか書けない何か」があるかどうかの方が重要だと考えています。
Q2. AIブログは完全無料で始められますか?
WordPress.com の無料プランや note、はてなブログなどの無料サービスを使えば、費用ゼロで始めることはできます。
ただし「独自ドメインで運営したい」「デザインを自由にカスタマイズしたい」「収益化まで視野に入れたい」という場合は、月4,000〜5,000円程度のコストを想定しておくのが現実的です。
私の場合は月約4,500円で動かしています。「コーヒー代 + αの範囲で始められる」という感覚です。費用の詳細な内訳はこの記事の「必要な契約」セクションの表を参照してください。
Q3. プログラミングができなくてもAIブログは運営できますか?
できます。
ChatGPT などの AI ツールは日本語で使えます。「こういう記事の構成を作って」「この文章を整えて」——これだけで動きます。コードを書く知識は必要ありません。
私は現役看護師でプログラミング経験がありません。それでも Claude Code を使い始めてから30個以上のスクリプトを動かしています。コードは Claude Code が書いてくれるので、私は「何をしてほしいか」を日本語で伝えているだけです。
「ターミナルを開ける」「コマンドを貼り付けて Enter を押せる」——この2つができれば、あとはやりながら覚えられます。
この記事で紹介した内容の実際の経過——立ち上げに何日かかったか、どこで詰まったか、費用はどう変化したか——は note でも公開しています。「教材的な記事」ではなく「1ヶ月の生々しい記録」として書いているので、参考になれば嬉しいです。
関連 note 記事
看護師として Claude Code を実際に使えるかを考えた話は note でも書いています。「使う前」の心構えに。
